ことばの大切さ
その他夏期講習も折り返し地点を過ぎ、生徒の顔にも疲れが見え始めていますが、
もうひと踏ん張り、頑張りどころです。
今日は授業をしていて、常々思っていたことを強く実感した出来事があり、
ブログに書き留めようと。
件名のように、「ことばの大切さ」について。
授業中に出てきた「感情が動く」というフレーズ。ホワイトボードに書き留めた
この言葉を見て、ある生徒が「感情で動く」と読んだ。
その生徒は特に気にも留めずにさらっと読んだのだろうが、一旦説明を止めた。
読む人が見ればすぐわかると思うが、「たった一文字違うだけで、意味がまったく
変わってしまう。」ということを深く認識できてないための誤読。
これに関係するミスが多発する人が多いこと多いこと。
テキストに書いてある英単語を書き写し間違えたり、国語の書き抜き問題で、
一文字書き抜き忘れをしたり、逆に付け加えたり。
「感情が動く」…気持ちが揺れ動くこと。心情に変化があること。
「感情で動く」…状況を鑑みず、気持ちの赴くままに行動してしまうこと。
子どもたちにとっては、大した違いに思えないのかもしれないけど、文章
読解をする上では、心情変化に大きな違いが出る。
たった一文字の違いだけど、それで大きな違いが生まれることにより意識を
向けてもらいたい。
感受性を豊かにするためにも、ことばの大切さを深く理解してもらうため
にも、幼い頃からの活字慣れと文章に触れ「ことば」から気持ちを汲み取る
力を養ってもらいたいなと、つくづく思った出来事でした。
以前から考えていた、国語教室を特別講座としてやろうかな…。